工率の大変さ
密集地に希望を灯す光の塔
階段室に面した壁や手すりにガラスやポリカーボネートを多用することにより、光を遮らない、光の塔にしている。階段の手すりをもっと軽快にするためにスケルトンの鉄を使用したかったというが、施主の要望で写真のようになった。この時、工率の大変さを身をもって感じた瞬間であった。旗竿のさおの部分に面した2軒の家はお互いに突っ張り棒をして支えあっていたが、工事のときにそれを切らなければならず、倒れないか心配したという。結局問題はなかったが、工率の大変さが伝わるエピソードだ。
密集地に希望を灯す光の塔とは
敷地を見るとわかるようにいわゆる旗竿地である。しかも全面道路からほとんど見えないほど非常に密集した下町である。築70年位の木造だが四方を家に囲まれて非常に暗く施主の要望としてはともかく明るくしてほしいということであった。ということで、非常に暗い敷地を、明るくするため希望を灯す光の塔をつくった。
今後は、生活スタイルの変化に対応できるように、スケルトン&インフィルで、間仕切りを自分で動かせるようなフレキシブルな形が必要になってくるでしょう。また、お客様の一人一人の顔が見えるのは10戸くらいまでですので、小さいがゆえにスケールメリットを生かして設計していきたいですね。